人の役に立ちたい!~ 通訳ガイド、そして英語講師へのチャレンジ!(50代女性、通訳案内士)

体験談

本日は、昨年、当塾でご受講いただいていた小嶋さん(50代*女性)に代表・森田がインタビューをさせていただきました。
小嶋さんは、全国通訳案内士の資格を取得され、通訳ガイドのプロとして、主にVIPゲスト向けの都内観光で活躍されています。
そんな小嶋さんが求めていた英語学習とは?そして当塾での学びを通して小嶋さんが得たものとは?

「子供が学ぶ、私も学ぶ!」通訳ガイドをめざしたあの頃 

森田:小嶋さんのお仕事について教えてください。
小嶋さん:私は、現在、通訳ガイドで、VIP向けのFIT(個人客向け)ツアーのガイドをしています。

森田:英語を勉強しようと思ったきっかけは何ですか?
小嶋さん:私は、もともと通訳案内士をめざそう!と思ったわけではないんですよ、、笑
息子が大学受験の勉強をしていたのですが、親が勉強しなさい!とばかり言って自分が勉強しないのはいけないと思い、自分で英検準1級の勉強をして合格しました。

森田:子供に勉強しなさい!といって、実は、ご自身は過去にもあまり勉強したことがない親御さんが大半だと思います。すばらしいお母様ですね!
小嶋さん:あと、2020年オリンピック開催の発表があったことで、英語のボランティアをしようと思い、ガイド試験専門の学校に通って通訳案内士の試験に合格しました。

森田:ご子息のためにはじめた英語の勉強が、通訳ガイドの道に進むきっかけになったのですね!

英語の仕組み(英文法の粋)を知りたい! 

森田:小嶋さんは、海外滞在経験がおありなので、英語の感覚が素晴らしく優れています。現在、VIPゲスト対応のAgentで、トップガイドとして大活躍されていますね! 多くの方が、羨望の眼差しで見られていると思います。
小嶋さん:ありがとうございます。実はいつも仕事をしながら、ヒヤヒヤしていたんです。

森田:え!? そうなんですか? ベテラントップガイドの小嶋さんでも!?
小嶋さんは英語が上手ですし、ゲストからも常に大満足されていると人づてにうかがっています。一体、何がヒヤヒヤなんでしょうか?
小嶋さん:確かに話せば通じるし、ゲストはいつも喜んでくださるのですが、英語の仕組みがどうなっているのか、それがわからないと、「通じるだけで本当にいいの?」と、不安に思っていたんです。

森田:海外経験が長くて流暢に話される方が、帰国して年数が経つと同様の状態になることがよくありますが、そんな感覚かもしれないですね。
小嶋さん:それでもっと英語を勉強したかったのですが、どこから手をつけていいかわからなかったんです。受験勉強が目的の文法書を見ても「ポイント」がよくわからなかったし。

森田:小嶋さんのレベル的には、当塾で上級者指導に精通しているスーパー講師担当の「上級者専門コース」が非常に価値があり、おすすめしたいと思ったのですが、小嶋さんの望まれている方向性とはちょっと違う気がしたんです。   
小嶋さん:はい。私の求めていたものは、そういうことではなかったんです。時事英語や英検1級対策、流暢に話す練習をしたかったわけではなく、英語の仕組みをしっかり理解して、安心して文を組み立てられるよう、「英文法」を知りたかったのです。
でもこのくらいの(高い)レベルだと、それを教えてくれる学校がなかったんです。

森田:帰国子女や海外経験者は、英語が流暢に話せても文法をご存じない方が多いですよね。私達日本人が、日本語が話せても日本語文法がわからないのと同じですね。笑

目から鱗!の英文法ダイジェスト! 

森田:小嶋さんが受講されたレッスン内容についてお話いただけますか?
入塾直後は、導入レッスン(文法)として、小嶋さんの高い英語力から、学ぶという以上に教える立場として学ぶ、「英語講師養成講座」というコースでご入会いただきましたね。
小嶋さん:はい。当初は講師になりたいと思ったわけではないのですが(笑)TOEICや英検では、あまり文法がわからなくても点数がとれてしまいます。一方、通訳ガイドの現場では、話す言葉を組み立てるときに文法の仕組みを知ることで、より自信をもって会話できるようになるだろうと感じました。
私の、隙間需要(ニッチ)を満たしてくれる教室は、どこにもなかったのです。しかし、森田さんの導入レッスンでは、短期間で英語の仕組み(文法の粋)をダイジェストで知ることができました。

森田:確かに、英語ができる人ほど、難しい文章をつくろうとしてしまい、シンプルな文が作れなくなってしまう場合があるという事実もあります。小嶋さんの場合は、「英文は作れるけれど一体、英語がどのような仕組みになっているんだろう?」という不安、、、よくわかります。
小嶋さん:レッスンでは毎回、目から鱗!で、知らなかったこと、まさしく、これを知れば、自分が楽になるということだけをピックアップして学ぶことができました。

森田:一般的には「文法は初級者が学ぶもの」と思われがちですが、むしろ、レベルが高い方が学ぶことで、より上を目指すのにとても効果的だと感じますね。
小嶋さん:実は、私は学生時代から「文型」という概念すら一度もきちんと習ったことがありませんでした。この方法で学習したことで、文を区切ったり、分解したり自由自在にできるようになり、更に、英語にかかわればかかわるほど、文法の重要性を実感しました。

森田:小嶋さんのような英語力の高い方が、謙虚に基本を学ばれるということに、頭が下がります。
小嶋さん:「急がば回れ!」(琵琶湖で生まれた諺。京都へ行くには、湖を渡る海路のほうが近くて速いものの、比叡山から突風が吹く危険な航路だったため、近道より遠くても安全な道をとるほうが早い)をあらためて実感しました。

森田:この諺は、そうして生まれたのですね!

先生がゲスト(聞き役)! 私がガイド(授業の主役)!

森田:文法を学ばれた後、実践編で、三橋先生がガイドの現場を想定した授業を担当しました。こちらの授業も楽しく受講されていたようですね。
小嶋さん:三橋先生は「その街をガイドしているかのように話してみてください」という設定をされ、私がパワーポイントで資料を作成してガイドの現場をイメージして話す練習をしました。

森田:授業の主役が小嶋さん、三橋先生はゲストですね!
小嶋さん:このように、客観的に指導してくださる先生と環境が欲しかったんです!

森田:上級者ともなれば、それぞれやりたいことの方向性も異なるので、講師主導ではなく、生徒さん主導のほうが、効果は高いものです。
小嶋さん:まさに私にとってベストな環境でした。一般スクールのように生徒の人数が多いと、他の人の話を聞いている時間が長く、自分の発表の時間がどうしても少なくなってしまいます。

森田:「1年後のガイド試験合格」のように、100%、目的と波長が同じ生徒さんは集団授業もよいのですが、たいていは同じ目的であっても全員のスタンスが異なり、2人として同じ波長の人はいません。
小嶋さん:その通りだと思います。日本人の先生は、日本文化の概念も理解されているという点も良いと思います。三橋先生はプロの忍者なので、忍者の話で盛り上がることもありました。

森田:そうなんですよ!忍者も外国人に人気の日本文化の1つですね。その他にはどのような観光地案内のプレゼンをされましたか?
小嶋さん:鎌倉、京都、都内などです。Zoom(ズーム:オンラインコミュニケーションツール)の特徴を最大限に生かした形でした。

森田 私も資料を見せていただきましたが、すばらしかったですね!
小嶋さん:このように、自分が望むことを自由に相談し、それに基づいてスケジュールを組立て、コーディネイトしていただけるシステムがすごくよかったです。

ライフワークを模索する~英語講師にチャレンジ! 

森田:小嶋さんは、お子様も自立され、今後はご自身のやりたい仕事に思いっきりチャレンジされる番ですね!
小嶋さん:私は、「人の役にたちたい!」という気持ちが人一倍強いんです。ガイドでも、ゲストが喜んでくれると本当に嬉しいし、すごくやりがいを感じます。以前は官公庁の仕事をしていたのですが、外国人が来て私が英語を話せることですごく喜んでくれた!あの感覚が忘れられません。
森田先生が以前、おっしゃっていた、塾講師のお仕事にもチャレンジしてみようかと思いはじめました。

森田:小嶋さんのホスピタリティと面倒見の良さからして、塾講師はこの上ない喜びを感じるお仕事だと思います!
もちろん勉強するのは生徒さんで、95%は生徒さんの努力ですが、5%の講師の影響力で生徒さんの人生が大きく変わることがあると思います。
小嶋さん:子供たちの勉強に寄り添ってサポートさせていただく、そんな仕事がしてみたいと思うようになりました。

森田:きっとすばらしい塾講師になられますよ! 近い将来はぜひ、当塾でもお願いします!!

おわりに~ライフワークを模索している方へ 

森田:小嶋さんは通訳ガイドとして大活躍されていて、特に都内や京都の観光地にも精通されていて、私もたくさんのことを教えていただきました。先日、観光庁の研修で「観光庁インバウンド対応能力研修講師1級」という資格を取得されたとうかがいました。塾講師をめざされるとのことですが、インバウンド対応能力研修講師として、すでにプロの先生なんですね!
インバウンド対応を学ばれたい方向けに、近い将来、ぜひ当塾でも教えていただいたいです。小嶋さんは、現役のガイドさんということだけでなく、VIP対応の現場に精通した、ホスピタリティにあふれた素晴らしい先生ですね!
小嶋さん:ぜひ、機会があればよろしくお願いいたします!
インバウンド対応力を磨きたいと思われているみなさま、お会いできることを楽しみにしております!

森田:世の中には、小嶋さんのように英語を使って仕事をしていきたいと考えている方、子育てが一段落した後やリタイア後に、第二の人生として英語を活かして仕事をしていきたいと考えている方がたくさんいらっしゃると思います。そのようなみなさまへ向けて、ひとことお願いできますか。?
小嶋さん:勉強を始めるのに、年齢は関係はありません! 思い立ったその日が吉日!今、すぐスタートされることをおすすめします!
私のように、何気なく飛び込んでみたら、いつの間にか仕事に結び付いてしまうことがあるんです!

森田:その熱意が、お仕事を引き寄せたんですね!
小嶋さん:そして悩んだときは、ひとりひとりのニーズにあわせた対応が可能な、このスクールに入塾されることをおすすめします。

森田:小嶋さん、本日は大変お忙しい中、ありがとうございました。

*入会時の年齢で記載