英検準1級合格の喜び~挑戦して本当によかった!(40代女性、主婦)

体験談

本日は、文部科学省認定 実用英語検定試験(英検)で見事、準1級にストレートで合格された、芦澤紀子(あしざわのりこ)さん(40代女性*、主婦)にインタビューをさせていただきました。
英検準1級は、合格率15%という難関です。帰国子女枠での高校大学受験、塾などでの講師採用基準、官公庁(財務省、防衛庁など)では昇格基準ともなっています。
これを短期間でクリアされた芦澤さんは、特に、読解、作文、面接パートにおいて、満点に近い成績でした。
大学生と中学生のご息子をもつお母様でもある芦澤さんは、洗練された雰囲気ですてきな笑顔を見せながらも、内に秘めた熱いバイタリティが感じられます。
本日は、新たな道にチャレンジされようとしている芦澤さんに、国際アカデミー学習塾代表・森田がお話をうかがいました。

英検準1級合格の喜び「挑戦して本当によかった!」

森田:芦澤さん、このたびは英検準1級合格、おめでとうございます! 
見事、合格率15%の難関にストレートで合格されましたね。
芦澤さん:ありがとうございます。正直、1回で合格するとは思いませんでした。実は試験前日、受けに行くのをやめようとさえ思っていたくらいなんですよ(笑)

森田:毎日の地道な努力の積み重ねが、早くも結果となってでましたね!
芦澤さん:実は以前に一人で勉強したことがありましたが、全くはかどらず、すぐにあきらめてしまいました。今回、3ヶ月という短期間で効率良い勉強ができたのは、森田先生と藤広先生の的確なアドバイスがあったお蔭です。
合格通知を受け取ったときはすごくうれしかったです。本当に挑戦してよかったと思いました。

森田:アドバイスを受け入れ地道に実践することは、大変な勇気と根気がいることで、誰もができることではありません。ひとえに芦澤さんの日々の努力の積み重ねの成果です。

合格だけが目標でなく、自分自身の英語力向上のために

森田:今回、チャレンジされようと思ったきっかけをお聞かせください。
芦澤さん: TOEICが3ヶ月で100点アップしたので、今度は英検にチャレンジしようと思いました。問題を見るとTOEICのようにビジネスだけでなく、政治、経済、社会、教育、科学、と多方面にわたっていました。過去、経験した講師の仕事を再開したかったこともあり、自分自身の語彙力や知識を増やすために適した勉強だと思い、合格できるかどうかにかかわらず、これに「再チャレンジしよう!」と思いました。

森田:英検準1級の合格だけに固執せず、ご自身のお力を高める、ということを目標にしたことが成功への秘訣だったようですね。

授業状況と学習方法

森田:それでは、当塾での授業と、ご自身での勉強方法について、具体的にお聞かせいただきたいと思います。

語彙「はじめはかなりひいてしまいましたが、覚えた者勝ちですね」

森田:多くの方は難しい単語の羅列をみて、はじめの段階でひいてしまうものです。
芦澤さん:確かに、はじめはかなりひいてしまいましたね。(笑)しかし、新聞やニュースに頻繁に出てくる単語ばかりであると聞いて、何とか覚えようと決心しました。なにしろ量が「すさまじい」ので、単語帳を使って1語1語、覚えるとともに、演習で出てくる単語を書き出し、徹底して覚えるようにしました。授業で出てきたゴロ合わせや言葉との印象付けは即座にメモ、あらゆる手段を駆使して覚えました。

長文問題「速読のためには精読が大切~ポイントと流れをつかむこと」

森田:当然、語彙がわかると長文読解も解きやすくなりますね。芦澤さん、長文問題は、ほぼ満点で合格されています。英検準2級、2級までであれば「テクニック」で合格も可能な場合もありますが、準1級ではその手は通用しません。
芦澤さん:語彙が増えたことで当然、読みやすくなりました。そして、「精読(きちんと読む)」練習を積むことで、「速読(すばやく読んでポイントをつかむ)」ことができるのだと痛感しました。その上でどこがポイントなのかをすばやく見つける練習を繰り返しました。すると、長い文章も速くも読めるようになりました。
何よりも、ポイントのつかみ方(問題の真意をつかんで、どのように正当できるか)、流れのつかみ方(前後の流れから空欄にどんな言葉がはいるか)がわかりました。加えて、さまざまな分野の題材を英語で読むことで、知識と見識が広がりました。

森田:急がば回れで、点取り虫にならず、精読の練習をしっかりとされたことが、良い結果へつながったのですね。

英作文「パターンがわかればこんなにも簡単だったのですね」

森田:英作文はいかがでしたか? こちらもほぼ満点合格ですね。
芦澤さん:校正や文章の書き方のコツを学び、それにそって毎週必ず1つ作文を書き、添削をお願いしました。無駄な言葉を排除し質問に端的に答えるように練習しました。はじめはどう書いたらよいか検討がつかなかったのですが、パターンさえつかめば、こんなに簡単なことなのだ、と自分でもびっくりしました。今回の英作文の練習を通じて文章を書くことが楽しくなりました。本番も高得点できる自信がありましたよ。(笑)

リスニング「間接的なトレーニングから得点に結びついた」

森田:リスニングに関してはいかがでしたか? 授業時間をほとんど取らなかったので心配していましたが、効率よく点数がとれた結果、合格されていますね。
芦澤さん:まずは読解を中心にと思っていましたので、リスニングはほぼあきらめていました。特に英検の勉強というわけではなかったのですが、英検準1級の講座とあわせて、1ヶ月に1度、藤広先生の音読講座を受講していました。それで音読の大切さがわかり、結果的に得点に結びついたと感じています。難易度の高い長文を聞いて音読する練習をしたのが効果的でした。

森田:点取り虫になると、英検に出る問題形式以外はやりたがらない方も多いのですが、芦澤さんは積極的に取り組まれていましたね。
芦澤さん:はい、そして英検の教材もひととおり形式ごとのコツを授業で実施し、問題集を借りて自宅で何度も繰り返し聞く練習をしました。

森田:試験だけにとらわれない学習、繰り返し練習が、結果的に成功へ結びついたのですね。

二次試験対策「丸暗記でなく自分の言葉で! 最後の決め台詞で合格を確信!」

森田:二次試験にはどのような対策をされましたか?
芦澤さん:一次試験が終わった直後から合格発表までの間、少しずつ準備をはじめました。まずは模擬面接のビデオをみて流れを理解しました。はじめは、「自分にできるのかな~?」という心配がありましたが、練習を重ねていくうちにだんだんと楽しく、自信がついてきました。テキストの模範解答は見ずに、自分の実力で言える範囲の内容、使える範囲の単語と言い回しだけを使って簡潔に答える練習をしました。

森田:「模範解答の丸暗記」は、臨機応変な対応ができなくなるのでお勧めしません。授業後、ご自宅ではどのような勉強をされましたか?
芦澤さん:テキスト14回分の自分なりの答え方をノートに書きだし、あらゆる分野の内容に対応できるように自分の考えをまとめ、準備しました。

森田:学習前後で、見違えるほどにグレードアップされましたね。
芦澤さん:とにかく今回、どうしても合格したいという気持ちになったので、徹底的に準備をして、練習しました。

森田:本番の様子をお聞かせいただけますか? 芦澤さん、ほぼ満点合格でしたね。
芦澤さん:面接官の方がとても感じがよく、ひととおり質問にも答えることができて、楽しく会話ができました。
特に、最後に言おうと思っていた「決め台詞」を投げかけたときは、面接官の方が満面の笑みでうれしそうに、にこ~っとしてくれました。

森田:それをお聞きした時点で私も合格を確信しました(笑)。二次試験の合否は、英語力はもちろん、お人柄も大切な要素です。お人柄で合格がより確実となりましたね。

今後の目標「講師業再開にむけ、更にチャレンジ!」

森田:英検準1級に合格された今、今後の目標としてどのようなことを考えられていますか?
芦澤さん:今後の授業では、講師として英語の仕組みが説明できるよう、文法講座を学ぶとともに、TOEICのさらなるスコアップへチャレンジしたいと思います。加えて、英語の発話力を高めるため、文字を見ないでリピートする練習を通じ、自然に口から英語が出てくるようになりたいと思っています。

森田:芦澤さんの英語への挑戦は、まだまだ続きますね。一方、以前経験されていた小中学生の講師の仕事を再開されたいとのことで、近いうちに当スクールの講師としてもご活躍していただければと思っていますが、いかがでしょうか?
芦澤さん:それはぜひ。子供が大好きなので、母親としての経験からも自分に何かできることはないかと思っています。今後新たなことに挑戦していきたいと思っています。

森田:芦澤先生は、小学生に国算社理も教えていたとのこと、こちらとしても心強いです。きっと人気講師になられますよ。
本日は、お忙しいところありがとうございました。今後もどうぞよろしくお願いいたします。
芦澤さん:こちらこそ、ありがとうございました。今後もがんばっていきたいと思います。

*入会時の年齢で記載